リンカランプロジェクト

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リンカランプロジェクトとは?

リンカランプロジェクトは、インドネシアの持続可能なカカオ栽培を支援する東京フード独自の取り組みです。

東京フードは現地の農家と一緒にカカオ栽培や発酵に取り組むことで、インドネシア産カカオの価値向上や焼き畑農業で荒廃した大地の再生を目指しています。

独自の品質基準を設け、品質の高い発酵カカオ豆にはインセンティブを付与することで、現地農家の働きがい向上を後押ししています。

インドネシアで生産されたカカオ豆を使用した「リンカラン ダーク62」などのチョコレート製品の売り上げの一部は農家の支援活動に還元されます。

What lingkaran

Lingkaran(リンカラン)は、インドネシア語で「輪・丸・円」という意味があります。

東京フードはリンカランプロジェクトを通して、インドネシアとお客様を繋ぐ「Lingkaran(輪)」を広げていきます。

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活動のきっかけ

この事業が始まったきっかけの一つに、東京フードの親会社である月島食品工業株式会社の創業者・橋谷亮助の存在があります。

太平洋戦争末期、橋谷はインドネシア・スラウェシ島ゴロンタロ州に滞在し、農業指導などを行っていました。現地農民のひたむきさに感銘を受けた橋谷は、日本に引き揚げた後にインドネシアからの留学生を支援する橋谷奨学会を設立。

時を経て2016年、この奨学会OBの一人が自国のカカオ普及に興味を持っていたことから、東京フードが本事業に乗り出します。

かつて橋谷がそうしたように、今度は東京フードがカカオを通じて現地農民と共に歩んでいきたいと考えています。

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活動地域

東京フードが活動するゴロンタロ州は、インドネシアのスラウェシ島北部に位置します。スラウェシ島の6つの州の中では、貧困率が最も高いとされる地域です。

主要産業は農業で、トウモロコシやフルーツ、カカオなどを生産していますが、トウモロコシの栽培は伝統的な焼畑農法で行われることが多いため、緑地の減少やそれに伴う洪水の発生などが問題となっています。そこで、本事業ではカカオの木を増やすことを目標の一つとして掲げています。常緑樹であるカカオの木が増えることで森林保全や二酸化炭素排出削減が期待でき、また、カカオの収穫量が増えることでカカオ農家の生計改善にも寄与できます。

東京フードは持続可能な社会の実現に向けた取り組みのひとつとして、今後もこの活動を進めていきます。

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Product

インドネシア産カカオマスを使用した商品

現地農家の方々と共に研究して出来上がった品質の高いカカオを使用したチョコレート商品が完成しました。
これからもカカオ豆に秘められた深い味わいを引き出し、より美味しいチョコレートを作りあげていきます。