こんにちは。研究所 商品開発部の遠藤です。
今年のバレンタインは平日でしたが、皆さんどのように過ごされましたでしょうか。
研究員は1月から2月にかけて、チョコレートの市場をチェックしに様々な催事に足を運びます。
もちろん1年中市場にアンテナを張っていますが、国内外のあらゆるチョコレートが集まるこの時期は特に見逃せません。
バレンタイン催事も百貨店によって雰囲気が大きく変わってきます。出展ブランドの違いやイートイン、トークショーやワークショップなど、催事をはしごして楽しむチョコレート好きの方も多いのではないでしょうか。
私も例に漏れず、東から西まで駆け回ってきました。
カカオショックによるチョコレートの値上げに伴い、催事会場も閑散としている…ということは全くなく、平日の昼間にも関わらずとても賑わっていました。
ただしカカオショックにより商品のラインナップに影響が出ているようです。例年サブレなどの焼菓子はとても人気のカテゴリーですが、今年はさらに商品数が増えていました。サロン・デュ・ショコラでは前年比1割増とのこと。
チョコレートとの組み合わせ方も様々。チョコレートのコーティングやキューブを練り込んだものだけでなく、カカオニブやカカオパルプを使った商品も年々増えているなと感じます。
今年気になったのはカカオ豆で作ったプラリネを使用したタブレットです。プラリネといえばヘーゼルナッツやアーモンドなどが主流ですが、カカオニブをベースにして作られているためカリカリの食感と豊かなカカオの香りが楽しめました。「カカオ」の可能性の広がりを感じます。
購入した市場品は研究員で試食して今後の商品開発に役立てていきます。チョコレートそのものの風味や素材の組み合わせ、新しい具材、今年の傾向やトレンドなどたくさんの情報を読み取ります。
普段はチョコレートを「作る」ことが中心ですが、チョコレートを「食べる」ことも重要な仕事のうちの一つです。
今年も美味しいチョコレートを食べ、さらに美味しいチョコレートを作るべく励んでいきます!